できるかな?メロン~メロン農家に俺はなる!~

趣味で始めたメロン栽培を2022年から本業にする決意をしました。絶対に川辺メロンを後世に遺します。

新規就農の認定を受けるのって結構大変だね…

みなさん、こんばんは。
ここ最近、週末になるたびに色々な農家さんに話を聞きに行っています。
今日は色々な方の話を聞く中で僕が感じたことや思ったことをつらつらと書いてみようと思います。

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夢を応援するブースターor夢をつぶすドリームキラー

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新規就農者を対象とした給付金を得るためには
農業計画認定申請書を作成しなければなりません。
しかし、全くの初心者なのでどこへ相談に行けば良いのかすらわからない状態…
そこでひとまず、市役所の農政課や地域振興局へ行くことになりました。

たまたま農政課の担当の方が娘の保育園時代からよく知るパパさんで、本当によくしてくださっています。
以前妻が言っていましたが、「上司にするならこんな人がいいよね!」と言うような理想の上司です。
フットワークが軽く、若手の意見を最大限に聞いて実行してくれる方なので、今回縁があって担当になってくださって本当にありがたいことです。

地域振興局でも農業公社でも、どこへ行っても言われることがあります。
「初めて農業するのに、メロンだけじゃ食べていけないよ…」
「メロンは主軸ではなく、他の稼げる作物を主でやっていかないと立ち行かなくなるよ」
「軌道に乗るまでには最低でも5年はかかるよ」

わかってはいるんです。
みなさん僕たちを心配して言ってくださっていること。
たくさんの失敗した新規就農者を見てきたからこそ言えること。
世の中、理想や情熱だけじゃ食っていけるほど甘くないよってこと。

でもね、でもね、何だか夢を潰しにかかっているような気がして、
隣で話を聞いていた妻がヒートアップして熱弁を奮っていましたが、

僕は、廃れゆく川辺メロンを守りたい
おいしいメロンを作ってみんなに喜んでもらいたい
だから、興味のない作物を作って稼いだって何の意味もない、と思っているんです。

妻は相談の後、「もう給付金なんていらない!金のために魂を売り飛ばす何てイヤだ」と怒っていました(笑)
でも、現実お金がないと娘たちを食わせては行けない…本当に難しいです。
メロン❌他の作物でしばらく悩みそうです。

ちなみに、僕たちの案は、
メロン❌水耕栽培で作ったイチゴ。ゆくゆくは「メロン狩り」「いちご狩り」の観光農園を展開していきたい!と思っています。振興局では鼻で笑われた感がしましたが…夢はでっかく!
そんな様々な感情を抱えながら「どっちに行くのが正解なのか?」と自問自答していると、
背中を押してくれるbooster(応援者)に出会いました。

クラファンのことを普通に話せるおじいちゃんに僕もなる!

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そのboosterは南九州市の農業界で知らない人はいないという有名人。
娘の小学校でも一生懸命「野菜の先生」として教えてくださり、ダメもとで相談へ行きました。
すると、翌日には「あそこの土地を使ってよかど。ロータリーもかけたからね!」と。
そのフットワークの軽さに脱帽。
「蕎麦どん食いながら話をすっが」と食事に誘ってもらい、様々なお話を聞きました。

「メロンが主軸で間違っていない。メロンへの情熱があればやれるんだ!」
と言っていただき、本当に背中を押されました。
「小さな農家であってもいい。確実においしいものを作る品質にこだわる。そうしたら必ずお客さんはついてくる。」
「値段は高くてもいい。その代わりに絶対おいしいメロンを作る!という気持ちを忘れない」

いいものをちゃんと作る、ただそれだけなのだと実感しました。実直に真っ直ぐに。
もう感動しちゃいましたね〜
しかも、何食わぬ顔で「クラウドファンディングで400万集める人もおっしな〜」と言うではありませんか。
70歳を超えたおじいちゃんがクラファンを語るなんで、しかもこのど田舎で!
もう「尊敬」という言葉では足りないくらいです。

「農業とは人と人とをつなげるもの。
人と出会い、人のために尽力し、それが最終的に自分のためになるのだ」と仰っていました。
本当に感動したし、元気が出ました。
まだまだ未知なことだらけですが、選んだ道を正解にできるのは自分だけ
だからこそ、正解にしていきます!

最後までお読みいただきありがとうございます。

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