できるかな?メロン~メロン農家に俺はなる!~

趣味で始めたメロン栽培を2022年から本業にする決意をしました。絶対に川辺メロンを後世に遺します。

初めての軽トラ市、「付加価値のつけ方」を考える

みなさん、こんばんは。
今日は初めてメロンを出店しました。
出店して気づいたことや改めて感じたことなどをまとめます。
3分で読めますよ。


高田軽トラ市ってなに?

f:id:boatwithmelonwork:20210516213849p:plain出店したのは、僕が住む南九州市川辺町高田地区の軽トラ市。
毎月第3の日曜日に高田水汲み場(高田の命水って知ってる人には、「あぁ、あそこね」っていう場所)で、高田地区の農家さんや趣味で作物を作っている方々が軽トラに商品を並べて販売しています。

子どもたちが大好きな水耕栽培のトマトも出店されていました。
他にも加世田かぼちゃや珍しい西洋ネギなどもあって、水汲みついでに立ち寄るのにはもってこいです。
来月も第3日曜日に開催予定なのでお近くの方はぜひいらしてください。

 

参加して一番感じたことは、みんな優しい!ってことです。
僕は農家出身ではないので、土地も機械も人脈もない物だらけ。
ちなみに軽トラすらありません…。
今回の軽トラ市に合わせて車検の台車を軽トラにしたぐらい(笑)

最初、お天気が微妙で軽トラだと当然作物が濡れてしまいます。
ビニールシートを持参していましたが、
「よかよか、小さめのテントがあっで。それを使いやい。」
子どもたちが看板立てるのに苦労していたら、さっと手を貸す姿。

本当に優しい世界です。
娘たちはとっても楽しかったようで、「またやりたい」と言っていました。
「何が楽しかったの?」と聞くと、「いらっしゃいませ〜と声をかけたり、最後に手を振ったりするとみんな笑顔になってくれて、その姿を見ている私も笑顔になれて嬉しかった」と長女が言っていました。

win-winな関係って、まさにコレだな! と痛感。
中には「ちょっと高いから、今回は…」という方もいらっしゃいましたが、みんな最後は笑顔で帰っていく姿に、子ども達の力を感じました。
そしてもう一つ気づいたこと、売り方って大事

なにで付加価値をつける?

初めて出店するにあたり、一番悩んだのが価格設定でした。
道の駅などで出ている「川辺メロン」は一箱3000円程度。
僕が作っている「かわなべメロン」は化学農薬ゼロで有機栽培
子ども達に安心・安全に食べてもらいたい! というところからスタートしているので、
除草剤や防虫剤を使っていません。

その分、かなり手間をかけています。
今日も終日、草取りで終わったぐらい(笑)

虫を寄せ付けないために、酢や焼酎などを混ぜた物を噴霧したり…結構大変ですが、
でもすごく面白いです。植物っておもしろい。
目下の目標は、病気にならないような元気な苗、樹を育てることです。
「免疫力を上げて、病気にならないようにする人間と同じだね! 」と嫁さんが言っていましたが、まさにその通りです。

そんな試行錯誤したメロンと化学農薬を使ったメロンが同じ値段だというのは差別化・区別化できないな…と思い、思い切って価格を700円/1kgにしました。
やはり、道の駅などの川辺メロンを買われている方にとっては
「これで、この値段? ちょっと高いわね…」というのが率直な感想だと思います。

だからこそ、見せ方って大事だなぁ〜と思いました。
今回の出店で「一番の売りは何? 」って聞かれたら、答えを持ち合わせていませんでした。
川辺メロンなら僕のメロンじゃなくていいし…。

作り手が減少する中、川辺メロンを守りたい! というパッションだけで動いていたので、
販売戦略が練れていませんでした。
嫁さんが作ったチラシも、パッション全面に出ていて良い写真を使っているのにもったいなかったです。

やっぱり写真は好評で1分の動画を作って流しましたが、みなさん興味深く見てくださいました。
西くん、ありがとう! 
撮影の様子は、過去記事でも読めます。

 

www.boatwithmelon.work

 

課題がたくさん見えてきたので、一つ一つクリアしていくだけです。
「解決策やデータが取れなかった時を失敗という」と西野亮廣さんが言っていたよ。
 課題が見つかっているので、今回は大成功です。』
と、持ち前のポジティブシンキングでドヤ顔している嫁さんを横に、また明日から畑でがんばります。

明日も雨かなぁ…

最後までお読みいただきありがとうございます。

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